記憶が保てるように

主に舞台や本、映画などエンタメと日常の話

2020-01-01から1年間の記事一覧

半休取って新宿の温泉旅館「由縁」に泊まったよ

「あ〜めっちゃ休みたいけど、仕事のスケジュール的に丸一日は休みづらい……」という状態がだらだら続き、夏季休暇を消化できないまま冬がきた。でも年内に消化しないと休みが消えてしまうし半休ならイケるか、ということで、会社から行きやすい距離にある温…

努力は陽の目を浴びてほしい 「ミュージカル封神演義2」のこと

先月の話。「ミュージカル封神演義-開戦の前奏曲-」が初日の1公演を最後に、以降の東京・大阪公演がすべて中止になってしまった。わたしは本当にたまたま、その1公演を幸運にも観劇できたのだけど、まさかこのような形で幕を閉じようとは思っていなくて………

オタクだけど「応援」したことはないかもしれない

以前ドルオタの友人と食事をしていたとき、ふと話題に上がったのが「応援ってなんだろう」「よく考えたら、推しを“応援”したことはないかもしれん」という話。これまでなんとなく滑りのよい言葉として「応援してる」という言いまわしを使ってきたけど、それ…

最近読んだ本/2020.7-8

最近読んだ本を片っ端からメモしておきたいんだけど、もはや記憶が曖昧なのでとりあえずぱっと思い出せた本だけピックアップ。思い出したらまた書こう。 その手を握りたい/柚木麻子 その手をにぎりたい (小学館文庫) 作者:麻子, 柚木 発売日: 2017/03/07 メ…

実写と漫画それぞれの最適解 映画「窮鼠はチーズの夢を見る」感想

(※内容深く触れるネタバレはありませんが、これから観る予定があってまっさらな状態で臨みたい方はご注意を) わたしは初めて読んだ水城せとな作品がこの『窮鼠はチーズの夢を見る』、『俎上の鯉は2度跳ねる』だったタイプの人間です。 原作を読んだのは…

その感想は誰のもの

たとえば舞台を観に行った帰り、ツイッターで同公演に入っていた人の感想を検索する。おもしろい感想が目に入る。すると、気づいたらその言葉が自分の脳で自分のものとしてすり替わってしまうことがある。人の感想を読むのが好きだからこそ、それはとても怖…

6月観た映画 カルチャーオタクの梅雨

6月になり緊急事態宣言が明けてから、やりどころのなかったカルチャー現場欲が爆発して映画をちょこちょこ観に行った。これまでは欲の注ぎ先が舞台や美術に分散されていたんだけど、この状況なので映画に一極集中している。客席の前後左右1席とばしは、観客…

これからの舞台に思うこと

この前舞台チケット払い戻しの現金を受け取ってきた。 最近舞台界隈もぱらぱらと動き出している。チケット料金が上がること自体について、主催側を責める理由には全くならないと思う。映画館もそうだけれど、半数入場や空き席キープのままではルール上どんな…

現場の思い出は外出自粛に効くのか 2019舞台

外出自粛期間が続き、現場通いびととしてのアイデンティティが失われつつある近頃。 舞台仕事がストップしている中で毎日ブログを更新している俳優たちを見ていると、なんとも言えない気持ちにもなる。無料配信をしてくれているんだから気になった舞台作品を…