記憶が保てるように

主に舞台や本、映画などエンタメと日常の話

【冬の大分旅】カフェと建築中心の2泊3日

今さらだけど、昨年行った大分旅行を記録するぞ!の回です。九州初上陸だったのでとりあえず観光の定番コースをまわったものの、結果としては現地の「喫茶店&カフェ&旧建築つめこみ」の旅になった。ので、そのあたりを中心に書いてみます。

 

〜ざっくり旅の概要〜

2泊3日(車なし。バス移動中心or徒歩)

1日目:昼便で大分着。県内の鉄輪(別府駅から15分くらい)を散策、その近くで宿泊。

2日目:AM別府散策、PM湯布院散策、1日目と同じ宿に戻る。

3日目:別府市内を散策。夜便で東京戻り。

 

1日目:一也百(はなやもも)(鉄輪)

バス停で降りて、適当に歩いていたら発見! 元は旅館の明治建築を、1階=カフェ、2階=ギャラリー&ホールとして利用しているそう。

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2階のホール

とにかく1席1席がゆったりしていて居心地がよかった。家の作りが明治のまま和風で、敷地の中に庭園や中庭があったりと、本当にこの建物自体が財産だなと感じた。ケーキもコーヒーもとても美味しかった。会計時、店員さんから「これ余ってるのでよかったら〜」と、日帰り入浴用のハンドタオルを差し出されたのには笑ってしまった。(近場の湯処情報も教えてくれた)

www.fujiya-momo.jp

 

2日目:喫茶なつめ(別府)

別府駅から10分以内くらい? 商店街を歩いていると現れるザ・地元のお店。「温泉コーヒー」という、温泉の湯で淹れたコーヒーをいただいた。確かにまろや〜かな味がした(形容するのがむずい笑)。ご当地感!

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▲コーヒーと一緒に提供された温泉水。当たり前にめっちゃ温泉の味と香りだ!となった。

 

このあと、15時くらいに別府→湯布院に移動する強行スケジュールを実行。衝動でそういう気分になったので、な。。 ※本来ならもっとゆったりまわることをおすすめします。

 

2日目:茶房 天井桟敷(湯布院)

湯布院駅から徒歩で約25分くらい。本来なら全然歩ける距離なんだけど、この日は極寒+降雪のコンボだったので迷わずタクシーを使いました。今回の旅行で一番幸福だった滞在。。

この日窓の外が雪景色で、読書にはこれ以上ない環境!

これはクリームチーズにレーズンと生クリームを合わせ、雪山に見立てたおしゃれなスイーツ

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(祝日でもなんでもない普通の木曜のため、ほぼ貸切だった)

ほとんどの席が窓側に面するようレイアウトされているため、全席特等席と言いたくなるような開放感とほどよいプライベート感があり、こんな贅沢ある?って感動すら覚えた。インテリアの渋さと品の良さもひたすら好みで、「住みたい」しか感想がない。しかも夜はバー営業をしている。時間が許すなら夜までいたかったよ〜!

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www.kamenoi-bessou.jp

 

3日目:喫茶ムムム(別府)

3日目はちょっと持て余してしまい、別府駅から徒歩圏内のお店をいくつかうろうろ。

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店構えは渋くてかっこいいんだけど、お店の中はほっこり温かみがあり、インテリアなどもナチュラルでこぎれいな感じ。オーソドックスで裏切らないオムライスがおいしかった。フードメニューがけっこう充実しています。かわいいお店が好きな方には特におすすめ。

 

3日目:なかむら珈琲店(別府)

ムムムさんから徒歩約10分圏内くらい。メニューはコーヒーとココアのみ、というストイックなお店。別府駅の観光案内の人いわく、別府市内でトップクラスに古い喫茶店らしい。マスターは昭和の漫画に出てきそうな、明るく穏やかなお父さんだった。

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3日目:竹瓦温泉(別府)

旧建築スポットとしては、現地ではこの老舗温泉も欠かせないっぽい。砂湯もできるんだけどタイミングが合わず、大浴場だけ利用(砂湯にはタイムテーブルがあるんだけど、webに時間が載っていないので直接訪問してみてちょうどいいか否か、というところで待てず)。お風呂自体は浴槽が一つのシンプルなもの。この日が冬至だったから大浴場がゆず湯なのはうれしかったな〜。

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〜ざっくり旅の感想と気づき〜

・車はなくてもバスがあるので結構大丈夫

・別府から湯布院はバス移動1時間くらいで行ける

・湯布院は北海道くらい寒かったし雪が降った(驚き)

天井桟敷にはまた行きたいなぁ

・地獄めぐりは鬼山地獄↓が好きだった

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(突然のワニ)(80頭いるのすごい)

 

おまけ:旅先で読んだ本

本の感想は前回のブログに書いたよ。

最近読んだ本/-2023.3 - 記憶が保てるように

 

 

▼過去の旅

qooml.hatenablog.com

 

▼過去の喫茶店(都内)

qooml.hatenablog.com

最近読んだ本/-2023.3

しばらく更新が止まっていた本ブログ。もはやいつ読んだか時系列がぼんやりしているのですが、下書きに溜まっているものから出していくぞ〜。ひとまず今回は活字中心の巻。

 

かか/宇佐見りん

出産が前提とされた肉体で生まれたことにひとごと感がある自分としては、うーちゃんの体への目線は共感できるものだった。この母娘の、自他領域の曖昧な描写は読んでいてどうしても酔ってきてしまう部分があるんだけど、その感情は登場人物への拒絶ではなくて、「家族」構造に紐づいているんだと思う。救われたいけどどうしてほしいかわからない、抽象と具体を紐づける難しさ、みたいなところにチェンソーマンを少し思い出す。かか語独特の丸みある文体は、日本語の音を口の中で転がす喜びを再発見したみたいで新鮮だった。

 

同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬

第二次世界大戦独ソ戦下を舞台にしたシリアスなストーリー、キャッチーな登場人物像、ドライな文体。こう書くと不思議なバランスなんだけどそれがよくて、ページ数の割に読み疲れしなかった。物語上どうしてもつらい展開は避けられないけれど、意外にも読後には静かな爽やかさもあって、ずーんと沈み込むばかりの後味ではないのが救い。戦争史小説というよりかはエンタメフィクション色が思いのほか強く感じたので、その辺り好みは分かれるのではと思う。自分としても心理描写の深掘りはもう一歩期待していたのと、シビアな状況に対して展開がやや飛躍的に思えたのでストライクには至らず。

 

言葉を失ったあとで/信田 さよ子、上間 陽子

「聞く」ことのプロたちによる対談、とても読み応えがあった。特に、信田さんの領域であるアディクション・DV当事者の話の数々は興味深くて、広い意味で生育環境や家族について悩みを持つ方に刺さるんじゃないかと思う。中でも、信田さんがクライアントに対して「(自分は)自己肯定感が低い」「意志が弱くて」「母の愛」など、”既成の家族概念に回収される言葉”を禁じる(そこから「なぜ自分がそうであると思うのか」を尋ねることで、個人の体験や言葉が表れてくる)という話は印象的だった。

このくだりで上間さんも「そういうおおくくりの言葉を使うと個人の体験が凡庸になるというか」と続けていたのがまさに自分も思うところで、最近のインターネットでもこの傾向が目立つなーと頷きながら読んだ。SNSで検索することで、自分と似た誰か/症状を探すことはとても容易になったと思うけど、人が向き合いたい根幹の部分はやっぱり共感だけでは解消できなくて、多分結局自分の中をまさぐるしかないんだよね。そしてその機会を自ら作る(他人の力を借りるにしても、そこまで持っていく)ことは、難しいし苦しいよなあ……と考えて唸ってしまった。

 

心淋し川/ 西條奈加

江戸下町を舞台にした連作短編。タイトルから悲しい話なのかなと想像していたものの、むしろ読み口は軽快でした。コミカルな話から人情話までバランスがよく、最初から最後まで安定感のあるおもしろさで見事。歴史小説を読み慣れていない自分でも読みやすく、どちらかというと現代エッセイに近いような、親しみやすいエピソードばかりで和んだ。読んでいて素直に「人間ってかわいいかもなあ」と思える(珍しい!!笑)不思議な包容力すら感じた。一朝一夕では絶対に書けない、滑らかな江戸言葉の会話文がかっこいい。

 

傲慢と善良/辻村深月

マッチングアプリ登場後の小説だ!と高まった。自己愛と繊細さから、無意識に人を値踏みする思考の「悪気のなさ」を軽やかにサクッと刺しながら()、決して露悪的な方向には話を転がさないところが辻村さんの作家性だあと思った。同時に、書き手としての責任意識でもあるのかなと。とてもよかった。恋愛ミステリが主軸にありつつ、ディテールの冴え渡った地方小説としての一面も色濃くある。作中にあるような地方社会のムード、あるいは地方親の価値観について、読んだら何か語りたくなってしまうようなパワーがめっちゃある……が、適合できず首都圏にいる人間からは何も言えん!笑 結婚相談所の女性が語った台詞が象徴的でした。

ピンとくる、こないの感覚は、相手を鏡のようにして見る、皆さんご自身の自己評価額なんです

 

殺人犯はそこにいる/清水潔

昨年観ていたドラマ『エルピス』の参考文献でもあるノンフィクション。足利事件や北関東連続幼女誘拐殺人事件のこと、ドラマから想像していた以上に様々なエピソードが「現実」で改めて暗澹たる気持ちになった。直接この本のことではないんだけど、事件や政治、またそれらを題材とした作品に触れるとき、受け手が”より確かな”(らしい)情報を探したり調べたりするのは本当に手間がかかるよなーーと思った。それでも思考を手放してはならないね。

 

自転しながら公転する/山本文緒

茨城のアウトレットモール内のアパレルショップで働く主人公の、等身大の生活と仕事、そして同じモールで働くDQN(久しぶりに聞いたぞこのワード)の寿司職人との恋愛。おもしろい。契約社員OLである主人公のキャリア、親の介護、職場の不倫関係、セクハラ、付き合うにつれ見えてくる彼氏の人物像などなど、一見たくさんある要素がランダムに出ては引く感じがとてもナチュラルに構成されていて、そこでふと思う((でも確かに現実って多かれ少なかれ「こう」だわ!!))感。読みながら主人公を応援しつつ自分も鼓舞された。山本文緒さん、生活の泥臭さを描くのがうまいなあ。口論シーン好きマンとしては、大切なときに議論を避ける男・逃がさない女の構図がたまりませんでした。

 

スタッフロール/深緑野分

片や特殊造形師、片やCGクリエイターとしてハリウッド映画業界を生きる、女性二人の物語。映画業界をめぐるアナログ→デジタルへの変遷を、たっぷりと贅沢な時間軸で描いていて、まるで大河ドラマのようなスケール感だった。お仕事モノとしてのディテールがすごくて、とにかく映画とクリエイターに対する誠実さ・愛に溢れた小説だなーと思った。

作中、映画ファンからCGへの冷たい反応が描かれていたのにはドキッとした(なんなら反省も……)。クリエイターに対して手描き&アナログを美徳とする価値観って確かにあるよなあ。。この小説を読んでから映画のスタッフロールをより意識するようになったし、CGに対する見方も変わった。映画はずっと科学だった、映画の魔法は科学でてきているって言葉が全部を受けていて、かっこよくてしびれた。文章の向こうに映像が見えるような文体だった。

 

おいしいごはんが食べられますように/高瀬隼子

いやはやびっくりするほど好みだった、というかしっくりきた、この小説。毎日訪れる食を通じて善性を注がれ続けているような、なんとも言い難いだるさをここまで鮮明に描いている小説があるのか。自分の「どうでもいい」が他人の「大切」であるとき、「善い」とされるほうに合わせなきゃいけない重力ってあるよな〜。この「どうでもいい」の質感とか感情のカロリーを持ちたくない淡白さを、男性主人公の目線で描いているのが好みだった(なんとなく、女性が主人公で、男性のパートナーがこういう人、というのだったら想像できる気がするが)。

 

「カルト」はすぐ隣に/江川紹子

手元に来るまでジュニア文庫だと知らなかったけど、そんなの関係なく大人も読むべき本だった。酷い犯行の数々についての記述や、元オウム信者の手記は文字の羅列で読むことさえあまりにつらくて、憤るよりも無念でたまらず、とにかくああ嫌だ、嫌だという気持ちで終始落ち着かなかった。ノストラダムスの大予言や超能力、霊能、心霊ブームなど、70〜90年代の社会のムードがいかに”物語性”と繋がりやすかったか、という時代の縦軸みたいな流れがわかりやすくて、松本サリン事件の年に生まれた自分は詳細を知らないことも多く、今読めてよかったなと純粋に感じた。受刑囚の手記で綴られていたように、ものの道理を理解していたはずの人、理解できる知性のある人から健やかな五感を徐々に奪い、教義のみで判断させる=自分の頭で考えることを放棄させる までの流れが本当に恐ろしい。

 

 

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無計画だよ京都・大阪旅/喫茶店~中央公会堂

このブログを開設して以来、多分初めての旅記事(!)。ようは普段そんなに旅欲求がないほうの人間なんだけど、最近疲れることが中~長期スパンで続き「東京から逃亡したい」「社会性を放棄したい」衝動にかられて、京都・大阪に行ってきた。目的地を関西と決め、2日後の新幹線と宿を手配。直前だから高くついたけど、行きたくなったら行くので(決定)仕方ない。旅程はまっさらだけど、行きの新幹線で情報を集めればいいやと思い出発。

 

10:30頃 京都駅着

到着。寒い日がしばらく続いたあとの、久しぶりの快晴にあたってラッキーだった。東京のフィールドの強さに甘えて、オタクとしての遠征も全然していなかったので、記憶がないくらい久々の関西。よくいう「エスカレーターで立ち位置が逆」は、逆というよりも両方の道に人が立っているんだなと思った。慣れない。

 

・フランソア喫茶室(河原町駅

ちゃっと調べたところ、河原町駅の付近に喫茶店が多い気ことがわかりまずこのお店へ。わたしはコーヒー狂いのカフェイン好きなので喫茶店にはつい行ってしまう!午前中だからか意外と混んでいなかった。

 

次に行きたい喫茶ソワレのオープンが午後だったため、それまで街をうろうろ。八坂神社が近くにあることに気づいたので行ってみる。道すがら通った鴨川で「これが京都の大学生が青春を過ごすあの~!」とテンション上がる。しかもめっちゃきれい。東日本かつ北出身者からすると、西日本の川は穏やか~に見える(北の川はなんか、いつでも命を奪うよって顔つきしてるんだよな)。それから祇園のあたりを歩いたものの、根がせっかちなので急ぎの用がなくてもスタスタ歩いてしまう。八坂神社は奥まで行くと時間がかかる気配がしたので、手前の本殿だけ見て迂回。

 

・喫茶ソワレ(河原町駅

行列は覚悟していたものの、喫茶店なので割と回転が早い。一度は来たかったので目的達成。ゼリーポンチが思っていた以上においしかったです!女子大生が多かった。

 

15:00頃 錦市場

今日口にいれたのがコーヒーフロートとゼリーポンチという謎の組み合わせだったため、塩気が恋しくなってそれっぽいものを探す。Googleマップを開いたら錦市場が割と近かったから「誰かの旅エントリで読んだことあるとこだ!」となり、さっそく向かう(ブログが情報源)。鱧天、塩加減が絶妙でおいしかった!ほたてもぷりぷりでウマでした。めっちゃビールが飲みたくなる。

 

再び地図で周辺情報を確認すると、本能寺を発見(京都はまじで歩けば寺にあたるな…しかも有名寺…)。失礼ながら「神社仏閣見がどれも同じに見えてくる」京都あるある現象が訪れる。どちからというと巨大樹に夢中。

 

17:30頃 嵯峨野トロッコ列車

京都に着いてから予約していたトロッコに乗車。きれいな景色もだんだんと見慣れてしまうもので、途中から本を読んでいた(……)。

 

夜 ホテル着

宿泊先は京都ユウベルホテル。コスパがよくてきれいだったのでお薦めです!京都市内の好立地ながら大浴場もついているのが個人的に高ポイント。洗面台が広いのも嬉しい。若者向け、女性向けな内装でした。

【公式】京都ユウベルホテル|ユウベルグループ

 

9:30頃 伏見稲荷大社

2日目も晴天。今回の旅行では、行ったことのある清水寺金閣銀閣を外したんだけど、千本鳥居はまだ見たことなかったので。徐々に道が険しく登山のようになってきて「ま、まだあるの?!」と息切れ。朝からいい運動になりました。

 

11:30頃 大阪・北浜→中央公会堂

京都を出て大阪へ。目的地である北浜レトロに到着。1時間以上並んでみたものの列の進みが遅く、直射日光のキツさにもやられて途中で断念。行く当てもないので人の多いほうへ寄っていくと、中央公会堂にたどり着いた。あっここにあったんだ~とテンション上がる。

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中央公会堂といえば大集会室が素晴らしいのですが、映画祭をやっていて入れなかったため中集会室を見学(ここでも別のイベントがやってましたが)。天井のステンドグラスも、照明を反射する床も美しい。緞帳のような豪奢なカーテンも素敵。

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階段。

階段の窓と照明。おおお萌えしかない……曲線と直線を織り交ぜたあしらいが優美だ。

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別の階段&廊下。冷たい質感がたまりませんわ!建築で最も好きな場所は””階段””なんですよね……上がったり下りたりしながら細部を撮る。ときめきしかない。ペールグリーン×ダークグレー×ベージュの色合いがいいよね。このカラーの制服があったら絶対にかわいいと思う。

↑全国の劇場写真集「劇場建築とイス」。中央公会堂も載っています。

 

 

15:00頃 道頓堀通り

たこ焼きを食べに来た。ちょうどコスイベの日だったらしく、道頓堀川沿いにレイヤーさんがいっぱいいてお祭り状態だった。わたしはオタクという生きものが好きなオタクだから、見ているだけで楽しい!撮られるほうも撮っているほうも楽しそうだし。大人が趣味に全力投球しているの見ると元気でる。

 

18:30頃 新大阪から新幹線に乗車

晴天もあいまってへとへとだったため、新幹線の時間を早めて帰った。

 

そんな1泊2日旅でした。一度来たことのあるはずの場所も、きれいさっぱり記憶を失っていたのでおもしろかった。車なしでサクッと行ける国内旅となると、やはり電車が発達しているほどほど都会を目的地にしてしまうんだけど、都市部だと非日常感がやや足りないのが難しいところですねえ。

当初は「社会性を放棄する」(?)旅行だったはずが、来たら来たで予定を詰めてスケジュールのパズルを始めてしまったり、急ぎ足で行動してしまったりして「ゆっくり休む」のってむずかしいなと思った。でもときどきこうして、衝動のままに自分で自分を振り回すイベントを作り出すのは楽しい。思いつきで動いているときがいちばん、人生の快楽を感じる。

 

おまけ:旅先で読んだ本*1

 

 

qooml.hatenablog.com

*1:旅行の前夜、友人と1回目の「ハロウィンの花嫁」だったので。警察学校セレクション、二条のセブンにあっておもわず買った