記憶が保てるように

主に舞台や本、映画などエンタメと日常の話

【冬の大分旅】カフェと建築中心の2泊3日

今さらだけど、昨年行った大分旅行を記録するぞ!の回です。九州初上陸だったのでとりあえず観光の定番コースをまわったものの、結果としては現地の「喫茶店&カフェ&旧建築つめこみ」の旅になった。ので、そのあたりを中心に書いてみます。 〜ざっくり旅の概…

最近読んだ本/-2023.3

しばらく更新が止まっていた本ブログ。もはやいつ読んだか時系列がぼんやりしているのですが、下書きに溜まっているものから出していくぞ〜。ひとまず今回は活字中心の巻。 かか/宇佐見りん かか (河出文庫) 作者:宇佐見りん 河出書房新社 Amazon 出産が前…

無計画だよ京都・大阪旅/喫茶店~中央公会堂

このブログを開設して以来、多分初めての旅記事(!)。ようは普段そんなに旅欲求がないほうの人間なんだけど、最近疲れることが中~長期スパンで続き「東京から逃亡したい」「社会性を放棄したい」衝動にかられて、京都・大阪に行ってきた。目的地を関西と…

コナン映画のおかげで毎日が楽しくなってる

っていうタイトルの通り、最近はほぼ毎日コナン映画を観ています。元気もらえる!ありがとうコナンくん。きっかけはもちろん、今年の劇場版「ハロウィンの花嫁」です。 コナンビギナー、ハロウィンの花嫁に出会う わたしのコナン偏差値はそもそも全然高くな…

最近読んだ本/2022.1-2

ワールドトリガー(1)〜(24) ワールドトリガー 24 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:葦原大介 集英社 Amazon 今年一発目の「こんな好きになるはずじゃなかったのに…!」漫画。今年の抱負は「まだ触れていなかった人気コンテンツを回収する」ことなので、…

買ってよかった2021

カルチャー分野以外のお買い物事情でいうと日ごろそんなに物を買わないタイプの私ですが、今年はさらに物を買わなかった。そんな中での買ってよかった2021を年末に思い出してみました〜。 NIKEのシューズ www.nike.com この一年、履きすぎってくらい履いたラ…

最近読んだ本/2021.11-12

スキップとローファー(1)~(6) スキップとローファー コミック 1-6巻セット 作者:高松 美咲 講談社 Amazon おもしろいとは聞いていたけど、あっけなく大好きになりました。。。(両手挙手)あえて平たく言えば「田舎から上京してきた主人公が、周囲に影響を…

最近読んだ本/2021.8-9

今週のお題「読書の秋」らしいので、乗っかりつついつも通りのごちゃまぜ読書記録。 記憶に残るキャラクターの作り方 観客と読者を感情移入させる基本テクニック 記憶に残るキャラクターの作り方 観客と読者を感情移入させる基本テクニック 作者:リンダ・シ…

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』

東京公演の2日目を観たよ。以下、肯定的な感想ではないので自衛お願いします! 全体の話 まとまりがなく散漫な印象だったな、というのが率直な感想になる。ストーリー進行や台詞の運びがどことなくガタついていて違和感があり、シーン同士の接続がスムーズじ…

最近読んだ本/2021.6-7

ちょい久しぶりの記録になってしまった。覚えているものだけでも残しておく。 ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50/福田里香 ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50 作者:福田里香 太田出版 Amazon 進…

藤本タツキ「ルックバック」読んだ日

ルックバックを読んだ。感想じゃなく、ただの日記です。 たった一日、すさまじい勢いと早さで、これだけたくさんの人に言及されるものなんだな。わたしは朝寝起きで読んだ。読み終わって、ジャンプラのコメント欄を少しだけ見た。ベッドの上で、7月の半ばっ…

【喫茶店】押上・浅草の休日

仕事で家にいる頻度がコロナ禍初期よりも増えてきた。わたしはとにかく太陽に当たる時間と、なまの人間と話す時間なくしては心身の健康が保てない。もちろん常にとはいかないけれど、この二つをチャージできるときにしておかないと、と最近は意識している。…

柿喰う客『滅多滅多』

柿喰う客15周年の本公演『滅多滅多』を本多劇場で観ました。15年……修二と彰の「青春アミーゴ」の頃からこの人たちもう演劇をやっていたのかと思うと、雲を見上げるような、頭が下がるような。ふしぎな気持ちが沸いてくる。柿喰う客は今年、新たな7名のメンバ…

最近読んだ本/2021.4

BEASTARS(22)/板垣巴留 BEASTARS 22 (少年チャンピオン・コミックス) 作者:板垣巴留 発売日: 2021/01/08 メディア: Kindle版 最後までよかった。完結さみしい~。お約束展開をもう一回転裏返すようなシーンがたくさんあっていたぱる先生らしい。先生か…

ミュージカル『ウェイトレス』 ある春の観劇

3月のゆる感想。 歴史ものじゃないミュージカルで、“女の人生“をこうも正面からくらったのって初めて。妊娠、出産、結婚、DV、W不倫……女の人生のオンパレードみたいなミュージカルなので笑、経験によって感じ方は違うかもしれない。フィクションだからといっ…

『スリル・ミー』2021(成河×福士) 男二人とピアノの精密な三角形 

今年初見でした。観劇したのは成河さん×福士誠治さんペア。 男二人劇だとは知っていたけど、いやはや、こんなにもストレートに“男と男”の話だとは。笑 シナリオとしては当然二人の物語なのですが、舞台としては、そこにピアノも加えたトライアングルで成立す…

最近読んだ本/2021.1-2らへん

土曜日、宅配のインターホンで起きた。届いた荷物を開けるとこんな風呂敷が。 えっと思いつつ開いてみると北海道から届いた““春””でした。 かわいい。こういうの、がっついてすぐ食べてしまうよね。起き抜けにフィナンシェを貪りつつ王様のブランチを見る。…

映画「花束みたいな恋をした」感想 夢と袂を分かつとき

youtu.be 友人に「ねぇ見た〜?」って絡みたくなる映画であり、一回は行っておいて損をしない映画なのは間違いないと思う。朝井リョウの『何者』ぶりに、後ろから刺される感覚の作品でした。刺されるのが嫌いじゃない方はぜひどうぞ。笑 ※以下内容や台詞に触…

最近読んだ本/2020冬らへん

舞台に行っていない分漫画を中心に読んでいた最近ですが、感想全然書けてないな〜と思い比較的直近に読んだものについて。 鬼滅の刃(23) 鬼滅の刃 23 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:吾峠呼世晴 発売日: 2020/12/04 メディア: Kindle版 最終巻をやっと…

YouTubeの声優ラジオに癒される日々

現場のある・なしに限らず、わたしは元々家にいるのが苦手です。土日のどちらも家で過ごすと、なんかソワソワして落ち着かなかったり、沈んだ気持ちになったりする。だから2020年からひたすらしんどかった!いや、進行形でしんどい。今まで足を動かして忙し…

半休取って新宿の温泉旅館「由縁」に泊まったよ

「あ〜めっちゃ休みたいけど、仕事のスケジュール的に丸一日は休みづらい……」という状態がだらだら続き、夏季休暇を消化できないまま冬がきた。でも年内に消化しないと休みが消えてしまうし半休ならイケるか、ということで、会社から行きやすい距離にある温…

努力は陽の目を浴びてほしい 「ミュージカル封神演義2」のこと

先月の話。「ミュージカル封神演義-開戦の前奏曲-」が初日の1公演を最後に、以降の東京・大阪公演がすべて中止になってしまった。わたしは本当にたまたま、その1公演を幸運にも観劇できたのだけど、まさかこのような形で幕を閉じようとは思っていなくて………

オタクだけど「応援」したことはないかもしれない

以前ドルオタの友人と食事をしていたとき、ふと話題に上がったのが「応援ってなんだろう」「よく考えたら、推しを“応援”したことはないかもしれん」という話。これまでなんとなく滑りのよい言葉として「応援してる」という言いまわしを使ってきたけど、それ…

最近読んだ本/2020.7-8

最近読んだ本を片っ端からメモしておきたいんだけど、もはや記憶が曖昧なのでとりあえずぱっと思い出せた本だけピックアップ。思い出したらまた書こう。 その手を握りたい/柚木麻子 その手をにぎりたい (小学館文庫) 作者:麻子, 柚木 発売日: 2017/03/07 メ…

実写と漫画それぞれの最適解 映画「窮鼠はチーズの夢を見る」感想

(※内容深く触れるネタバレはありませんが、これから観る予定があってまっさらな状態で臨みたい方はご注意を) わたしは初めて読んだ水城せとな作品がこの『窮鼠はチーズの夢を見る』、『俎上の鯉は2度跳ねる』だったタイプの人間です。 原作を読んだのは…

その感想は誰のもの

たとえば舞台を観に行った帰り、ツイッターで同公演に入っていた人の感想を検索する。おもしろい感想が目に入る。すると、気づいたらその言葉が自分の脳で自分のものとしてすり替わってしまうことがある。人の感想を読むのが好きだからこそ、それはとても怖…

6月観た映画 カルチャーオタクの梅雨

6月になり緊急事態宣言が明けてから、やりどころのなかったカルチャー現場欲が爆発して映画をちょこちょこ観に行った。これまでは欲の注ぎ先が舞台や美術に分散されていたんだけど、この状況なので映画に一極集中している。客席の前後左右1席とばしは、観客…

これからの舞台に思うこと

この前舞台チケット払い戻しの現金を受け取ってきた。 最近舞台界隈もぱらぱらと動き出している。チケット料金が上がること自体について、主催側を責める理由には全くならないと思う。映画館もそうだけれど、半数入場や空き席キープのままではルール上どんな…

現場の思い出は外出自粛に効くのか 2019舞台

外出自粛期間が続き、現場通いびととしてのアイデンティティが失われつつある近頃。 舞台仕事がストップしている中で毎日ブログを更新している俳優たちを見ていると、なんとも言えない気持ちにもなる。無料配信をしてくれているんだから気になった舞台作品を…

夏が終わった 2019年東宝版『エリザベート』感想

しばらく経ってしまったけど、今年の夏を語るにエリザベートは欠かせない。忘れたくないから書く。 この作品を初めて観たのは2016年の東宝版。だから今回が初観劇ではなかったんだけど、今年のエリザに通ううち「あ、すき」とぽろっと落ちるような感覚があっ…