2018年は念願の月髑髏で舞台初め&現場初め。
三が日から舞台観るってサイコ〜にぶち上がりますね…。来年もやりたい。ど年末とかど年始に劇場行くふわふわ感ったらない。去年はこの辺りをよく通っていて、劇場建設中のときにゆりかもめから何度か見てたから、こうして人が集まる場所になっていることを勝手に感慨深く思いました。(市場前、建物も少なくて独特な感じだよね)冬だから無情な海風の寒さに凍えたけど、夏だと気持ちいいんだろうな…。
ではさっそく覚えているうちに印象に残っていることをつらつらと。
捨之介/宮野真守
他の捨之介を見たことがないから比べようがないけど、ザ・主役なまさしく頼れる漢!良い意味で演技に脂っこさとかクセがなくて見やすかった。優しくて熱いヒーローなんだけど、押せ押せだけじゃなくて雰囲気に小慣れ感というか大人の余裕があってかっこよかったな~!いうまでもない、さすがのイケボね…。客席ぱっと見でも、下弦はやっぱりまも氏ファンの圧倒的多さを感じましたね!
天魔王/鈴木拡樹
鈴木拡樹が鈴木拡樹に見えなくて本当にびっくりした。これはもうすごくアホな話なんだけど、1幕の最後の方までずっと彼を別の人だと思って見てました…。
天魔王役だとなんとなく知ってたのに、登場した天魔王が鈴木拡樹に見えなすぎて、(この人が天魔王か…でも鈴木拡樹じゃないよね。後で鈴木拡樹と入れ替わる展開なのかな…)ってまじで思ってたの、バカ?
そう思い込んだまま1幕も終盤になって、さすがに引っ張りすぎでは?ってオペラグラスでじぃーーーっと追い始めて、うわあまさか…という。全然気づかなかった自分の鈍さ加減に可笑しくなったし、ゾッとした。そのくらい鈴木拡樹すごい。
表情が物凄く厭らしく、”ぬめっ”と動くんだよね。動きも含めてディズニーアニメーションの魔女みたいだなとも思ったんだけど、実際はもっとおどろおどろしい感じ。あのギョロっとした目で見られたらもう命は…っていう堂々たる悪役、天魔王でした。
無界屋蘭兵衛/廣瀬智紀
結局のところ無界屋蘭兵衛が好きというオタク垂涎のキャラ。なんなんだこの儚くて危うい感じは…。心酔していた信長への想いに囚われ続けるあまり闇堕ちしてしまう廣瀬智紀、役として説得力がすごい。混沌とした感情に飲み込まれていくさまを演じなくてはならない蘭兵衛は、作品の中でも一番しんどい役なんじゃないかなと思った。終盤の展開が辛すぎて何回も泣いた。
霧丸/松岡広大
ナルト役で初めて彼を観て、歌もダンスもできてフレッシュで華があって誠実そうで…っていう元々ポジティブな印象しかなかったんだけど、霧丸でさらに好きになった…。
地声からとても好き。広大くんの声ってアニメっぽいキャラ立ちする声で、なおかつハリのある少年性も兼ね備えてて好きになっちゃうね〜…。声に感情を乗せる芝居が上手。さすがの身のこなしでバリバリ動くし、20才とは思えない安定感ですごい。気づいたらオペラグラスで一番追ってしまってた!!
役柄的にも霧丸って愛されキャラで、絶対みんな好きになるし…。見てて楽しくなる。広大くんの雰囲気によく合ってました。このカラッとした陽のエネルギーを持った広大くんがいつか真反対な役をしてるのも見てみたい。
360度回転シート
まじで回る。結構頻繁に回る。いつ回り始めるか分からないので終始ちょっとドキドキしてた。笑 スクリーンの映像が縦に流れるような使い方が多くて、”物理的に横回転⇨しながら視覚では縦の動き⇩”、というのに途中ちょっとキたので、酔いやすい人は注意かもしれない。
この座席回転、本編はもちろんカテコでも利用してたのが良かったな~!座ってるだけで次々色んなセットが現れて、そこにそれぞれ役者がいて、っていう。ディズニーのアトラクションみたいでエンタメ性強くてテンション上がるし、本編の後に見るとすごくぐっとくるものがあった。
座席はサイドシートだったんだけど、ほとんど見切れることもなくて想像していたよりも見やすくて嬉しかったです。あと他に設備的なことをいうと、無料で貸し出しができる字幕メガネのことが気になってたのに当日すっかり忘れてたので、次は使って見てみたいな~と思っています。(事前の申し込みが必要だった)
いや〜年明けに見るにはぴったりの舞台だった!おめでたい!
木村了さんの兵庫には蘭兵衛とは別のベクトルで絶対恋しちゃうし、同性になって部下になりたいっていう格好よさ。
羽野晶紀さんの極楽太夫は、可憐な美しさと芯の一本通った女のつよさがありながら、チャーミングでぐっとくる。女でも惚れてまうやろ…!という、、(惚れっぱなし)
演出のことも書きたいんだけど、何せ情報量が多くてまだまだ細部を見れてないというのが辛い。3回くらい見てからやっと整理できるかも…。笑
公演時間も4時間という演劇ではあまり見ないボリューム。(!)1年かけて放送される大河ドラマを一本見たような濃厚な時間でした。
他の髑髏を見たら更に違いを楽しめそうなので、やはり上弦も行きたくなる。
2018年も素敵な作品にたくさん巡り会えますように〜!